歴史

ダブルトゥールビヨン 30° テクニック

見る

ダブルトゥールビヨン 30° テクニック

まずなによりも、ダブルトゥールビヨン 30° テクニックは複雑な時計のメカニズムに視線が引き込まれます。

サファイアクリスタルガラスは一種の窓へと姿を変え、そこに生き生きとしたミニチュアの世界やパーツが複雑に入り組んだ構造を映し出して、歯車の一つひとつに目を向けさせます。そしてタイムピースに引きつけられた目は、各パーツを見事に見分けて細部まで眺めるようになります。

グルーベルフォルセイは、どこまでも透明性を追求するブランドのフィロソフィーとメンタリティーを見事に反映した崇高なタイムピースを生み出しました。

一つひとつのパーツや歯車は、隣のパーツや歯車の美を損なうことなく昇華されています。もちろんこのタイムピースには、グルーベルフォルセイの最初の「重要な発明」であるダブルトゥールビヨン 30°が搭載されています。

採用された他のパーツは、この古のメチエを継承し、それを21世紀においてさらに進化させています。例えば4つの香箱は、パワーリザーブのスフェリカルディファレンシャル機構に連結して120時間のエネルギーを確保しています。

グルーベルフォルセイは、このタイムピースのオープンな構造により、ブランド特有の卓越した技術、高いクオリティ、そして優れた機能性を前面に打ち出して、そのノウハウを包み隠さず見せています。

このダブルトゥールビヨンテクニックは共有のオブジェであることを望んでいます。それはタイムピースの左側面のゴールド製プレートに刻まれた、「時計の発明家」たちのメッセージによるコミットメントが証明しています。

そのメッセージは、彼らの技術に対する熱意や基礎研究およびムーブメントの複雑な構造、そしてとりわけ精度に対する飽くなき情熱の共有を通じて、それを進歩させようとする揺るぎない意志を物語っています。

インベンション

ダブルトゥールビヨン 30°

4分間で回転するケージの内部では、調速機構を収納したもうひとつのより小さなケージが、1つ目のケージに対して30度傾いており、60秒で1回転します。内側のケージの回転面の30度の傾斜と、2つのケージの異なる回転速度が合わさることで、日常における安定したポジションはもちろんのこと、あらゆるポジションにおいて重力に起因する歩度差を相殺します。