1999
究極の融合
世紀末、さらに千年紀の終わり。型破りな二人の企業家が互いの才能を融合させる決断を下します。彼らは過去200年間の技術および美に関する基礎を一つひとつ見直して、この上ない究極の高級時計を定義します。
2000
最初の一歩
ロベール&ステファンが間もなくグルーベル フォルセイとなります。二人の時計職人はいきなり時計の中枢である脱進機にアプローチします。彼らの最初の開発はMeccanoによって具体化されます!
2004
ダブル トゥールビヨン 30°
144本(2004年-2010年) | ホワイトゴールド | レッドゴールド | プラチナダブル トゥールビヨン 30°はグルーベル フォルセイ独自の発明です。30度傾斜した1つ目のケージは1分間で1回転し、外側にあるもうひとつのフラットなケージは4分間で1回転します。この独創的な発明によって、タイムピースはあらゆる姿勢において常に最高の歩度精度を維持することができます。同時にこのモデルはグルーベル フォルセイの美の最初の指標となっています。
新しいアトリエの誕生
そのシグネチャーはシンプルで端正かつエレガントです。最も重要なものは、クリエイティブな時計職人のデュオではなくタイムピースです。ロベール グルーベルとステファン フォルセイは、彼らのクリエーションを彩るシンプルな"GF"を陰で支えています。
2005
将来のためのプラットフォーム
ロベール グルーベルとステファン フォルセイのクリエイティブなエスプリは、彼らのタイムピースの枠から溢れ出ています。二人の時計職人は20年、30年、50年先を見据えています。EWT(Experimental Watch Technology:実験的時計技術)は彼らの常識を超えたデッサンとデザインのラボラトリーとなり、今日でも高級時計のなかで最もアバンギャルドかつ中心的な位置づけにあります。
2006
最初の承認
ロベール グルーベルとステファン フォルセイのオーラは、わずか2年でアトリエの枠に収まらなくなります。2006年、ハリー・ウィンストンは二人にオーパス6の製作を依頼して、その技術と比類のない美のシグネチャーを際立たせます。
2007
アイコンの誕生
144本(2007年-2017年) | ホワイトゴールド | レッドゴールド | プラチナ高級時計において初めて、脱進機が新作タイムピースのユニークなスターとなります。これはトゥールビヨンの特許が取得された1801年以来のことです。タイムピースは脱進機に主役の座を明け渡し、"トゥールビヨン 24 セカンズ"と名付けられるまでになります。これは時計の技術における重大な進歩であり、今日もなお「重要な発明」としてアトリエのクリエーションの中心に位置づけられています。
2008
最初の"インベンション ピース"の開発
33本(2008年-2009年) | ホワイトゴールド | レッドゴールド | プラチナグルーベル フォルセイはインベンション ピースコレクションを生み出して、新たな創造の衝動を「重要な発明」に基づいた開発に捧げます。そのトップを飾るダブル トゥールビヨン 30°は、ユニークな時計の舞台を背景に大胆な表示を採用しています。
初のクアドラプル トゥールビヨンの衝撃
88本(2008年-2021年) | レッドゴールド | プラチナ | チタン4つのトゥールビヨンを搭載し、その一つひとつが高い歩度精度をもたらすクアドラプル トゥールビヨンは、アシンメトリックなケースの中に姿を見せています。革新的なスフェリカル ディファレンシャル機構が生み出すテクニカルパフォーマンスは現代的な美のなかに慎ましく表現されています。
ノウハウの保護
グルーベル フォルセイは、ほとんど誰も到達していない領域まで時計のノウハウを押し広げており、こうした知識の保護の重要性を自覚しています。そのためにTime Æon Foundation(タイム イオン ファウンデーション/永遠の時財団)を設立して、職人の知識とその活用を調査し、資料を作成して共有しています。
2009
際立つ美の法則
33本(2009年-2011年) | ホワイトゴールド | レッドゴールド | プラチナグルーベル フォルセイはインベンション ピース 3で新しい技術と美の表現を生み出しており、アトリエの価値観がブリッジに刻まれています。トゥールビヨン 24 セコンズは、24時間表示を備えた文字盤を中心に個性を存分に発揮しています。このタイムピースがGPHG(ジュネーブ ウォッチ グランプリ)にプレセレクトされた一方で、"テクニック(Technique)"は同じ年にコンプリケーション部門で優勝を飾ります。
"DT30"の進化モデル
188本(2009年-2022年) | ホワイトゴールド | レッドゴールド | プラチナ | サファイア | チタン | セラミックダブル トゥールビヨン 30°(通称DT30)が新たな美を纏います。文字盤の原則そのものが姿を消し、時計の各装置の斬新な配置によって、その一つひとつが昇華されています。建築と立体性の概念が提示され、その後さらに色濃く浮かび上がります。
シンボリックな場所
創業からちょうど10年後、グルーベル フォルセイは今もアトリエが入る17世紀の伝説的なファームの拡張を決めます。貫禄のある建物はグルーベル フォルセイの強い信念を物語っており、時計製造のテロワールにしっかりと根差すと同時に未来を見据えています。ラ・ショー=ド=フォンの入り口におけるこの重大な建築プロジェクトは、クリエイティビティとハイクオリティのメッカにアトリエの足跡を刻んでいます。
待望の賞
世界で最も有名な賞というわけではありませんが、グルーベル フォルセイの創業者や従業員が心から大切にしている《ガイア賞》はアトリエの企業家活動を称えます。応募ではなく、専門分野の権威から任意で授与されるこの賞は、新しいアトリエの一流ブランドへの仲間入りを認め、歓迎することを意味しています。
2010
金の針賞受賞
ジュネーブ ウォッチ グランプリ(GPHG)とグルーベル フォルセイは、どちらもほぼ10年目を迎えます。GPHGは最高賞の金の針賞を新しいアトリエであるグルーベル フォルセイに授与することで、高級時計における険しい道のりに刻まれた比類のないその見事な軌跡を称え、他と完全に一線を画したタイムピースを正式に認めています。
2011
新作インベンション ピースの誕生
22本(2011年-2012年) | レッドゴールド | プラチナインベンション ピース2は、その名が示すようにグルーベル フォルセイの2つ目の「重要な発明」にオマージュを捧げており、クアドラプル トゥールビヨンに新たな解釈を施して、まったく新しい建築構造を披露しています。ムーブメントは、ガラスとドーム型のサファイアクリスタルケースバックおよびケース側面の窓から眺めることができ、 2つのダブル トゥールビヨンは反対向きに配して両面を見せています。
未来への展望
グルーベル フォルセイが基礎研究の進捗状況をシェアすることを決めるとすぐに、高級時計において稀有なそのアプローチは誰からも称賛の声を浴びます。2005年に誕生したExperimental Watch Technology(実験的時計技術)プログラムの頭文字を取った"EWT"は、20度傾斜したダブルバランシエールの形で披露され、その数年後にアトリエのコレクションにラインナップされます。
脱進機を超越
188本(2011年-2022年) | ホワイトゴールド | レッドゴールド | プラチナ | チタン脱進機の改良にフォーカスして10年の歳月を費やしたグルーベル フォルセイは、初の自社製コンプリケーションとして極めて大胆なGMTを披露します。タイムピースは回転する地球を備え、その自転をリアルタイムで再現して、地上のユニバーサルタイムとデイ/ナイト表示の直観的な読み取りを可能にしています。側面の窓は南半球を映し出し、地球に当たる日の光を再現しています。
精度の新記録
ダブル トゥールビヨン 30°には、クロノメーターコンクール(Concours de Chronométrie)という高級時計で最も厳格な試験が課されています。この厳しい試験では、一つひとつのタイムピースでクロノメーターのあらゆる側面が計測され、その結果を他の時計と競います。グルーベル フォルセイは1000点満点中915点という圧倒的な高得点をマークして優勝しています。
2012
親密なタイムピース
40本(2012年-2018年) | レッドゴールド | プラチナクアドラプル トゥールビヨン シークレットは、ロベール グルーベル、ステファン フォルセイ、そしてオーナーとの特別な関係を結びます。究極に洗練されたこのタイムピースは愛好家に比類のないムーブメントの可能性を示しており、その魅惑的なメカニズムはケースバックからしか見ることができません。一方で文字盤は複数の表示の調和した配置によって時間計測の表現に新たな解釈を施しています。
デザインの新たな飛躍
99本(2012年-2022年) | ホワイトゴールド | レッドゴールド | プラチナ | チタングルーベル フォルセイはクリエーションの近代化を推し進めて、トゥールビヨン 24 セコンズで力強いブルーが際立つオリジナルピースを開発しています。その文字盤は端正な装いながら緻密な細工が施されているのに加え、変わらずボリュームと奥行も追求されています。
時計の誕生
グルーベル フォルセイは2008年にTime Æon Foundation(タイム イオン ファウンデーション/永遠の時財団)を設立した後、あらゆるノウハウの保護を目的として、伝統的な技法を応用した時計製造の具体化に努めます。その後6年続くことになるこの"NM1"プロジェクトは、ロベール グルーベル、フィリップ デュフォー、ステファン フォルセイ、ミッシェル・ブーランジェを集めて、後にオークションにかけられるユニークピースを生み出します。
2013
新しいダブルバランシエール
6本(2013年) | ホワイトゴールドグルーベル フォルセイのすべてのクリエーションは絶えず新たな解釈が加えられています。ダブルバランシエールも例外ではなく、2013年、洗練された新しいアイデンティティを漂わせる35度傾斜したバージョンに合わせて進化を遂げます。
シンメトリー&アシンメトリー
22本(2013年-2014年) | ホワイトゴールド | レッドゴールド | プラチナダブル トゥールビヨン 30°はリデザインされ、アシンメトリーなケースに収納されます。この機会に2つのトゥールビヨンのトルクは7時と8時の間に再配置されます。ダブル トゥールビヨン 30°のコンセプトは新たな解釈が施されており、とりわけ新しいトゥールビヨンブリッジが《逆さま》の姿を見せています。
芸術の結晶
22本(2013年-2021年) | ホワイトゴールドグルーベル フォルセイは時計の芸術を芸術そのものにまで広げています。アート ピースコレクションは、造形美術の世界と時計の芸術の世界の結晶を作り上げています。それはグルーベル フォルセイと厳選された職人たちが共有する新たな表現領域です。職人たちの表現はアトリエの世界観と共鳴しています。
2015
端正な美
55本(2015年-2019年) | ホワイトゴールド | レッドゴールド | プラチナグルーベル フォルセイが最もシンプルなタイムピースを開発するのにおよそ15年の歳月が費やされました。中央に2本の針とスモールセコンドが配されたタイムピースは、傾斜面を覆うドーム型のサファイアクリスタルによって洗練された装いを漂わせるケースのなかに、トゥールビヨン 24 セカンズを搭載しています。
GPHGへのカムバック
権威あるジュネーブ ウォッチ グランプリ(GPHG)で金の針賞を2度も受賞するブランドは極めて稀ですが、グルーベル フォルセイはそれを成し遂げています。同じ年に発表されたトゥールビヨン 24 セコンズ ヴィジョンもまた、アトリエにGPHGの最高賞をもたらしています。
2016
最初の"シグネチャー"
66本(2016年-2022年) | ホワイトゴールド | レッドゴールド | プラチナ | ステンレススチールシグネチャー1は長年グルーベル フォルセイを支えてきたディディエ クレタンによってデザインされました。グルーベル フォルセイの歴史で初めて、彼は3針の手巻き時計を開発し、トゥールビヨンではなく、グルーベル フォルセイ独自のコンセプトを応用したテンプを搭載しました。
ダブルバランシエールの時代
55本(2016年-2022年) | ホワイトゴールド | レッドゴールド | サファイアトゥールビヨンに代わってクロノメーター性能を向上させる2つの傾斜したテンプは、ディファレンシャル スフェリカル コンスタント機構に連結されて最適な振幅を生み出します。このタイムピースはメカニズムの中枢まで大きく開いた文字盤が視線を引きつけます。その極めてグラフィカルに構成されたスタイルは、今日もなお、グルーベル フォルセイのクリエーションに影響を及ぼしています。
2017
基本に立ち返る
22本(2017年-2019年) | ホワイトゴールドアトリエの信念を示すシンプルな名称「テンプ」。高級時計の基本に立ち返り、この基本となるパーツに細工を施します。その洗練を極めたピースはグルーベル フォルセイが守り続けてきた古の規範と調和を成しています。
2018
5つ目の「重要な発明」
11本(2018年-2021年) | ホワイトゴールドこの新作タイムピースは、グルーベル フォルセイの5つ目の「重要な発明」であるディファレンシャル イクアリティーを搭載して、歩度精度の向上に不可欠な調節された推進力を生み出します。グルーベル フォルセイは自社のタイムピースに初めてデッド セコンドも搭載します。
驚きを誘うGMT アース
38本(2018年-2022年) | ホワイトゴールド | プラチナ | チタンタイムピースにはグルーベル フォルセイのクリエーションを特徴づけるアバンギャルドなエスプリが溢れています。その本格的な地球によって、3つの時間帯を瞬時に読み取ることができるようになっています。地球の自転をリアルタイムで再現することで、ユニバーサルタイムとデイ/ナイト表示の直観的な読み取りを可能にしています。ロベール グルーベルとステファン フォルセイは、時計の複雑機構「GMT」の概念そのものを見直しています。
2019
アート for アート
22本(2019年-2022年) | プラチナ | チタン解放的で立体的、そして幾何学的な構造を備えるアート ピース エディション イストリークは、すでに比類のないクリエーションをいくつも生み出してきたアバンギャルドな美のアプローチを完成させています。技術性、独創性、高性能のすべてが組み合わさったこのタイムピースは、新たな息吹を吹き込み、新たな解釈を施した高級時計のエスプリを背景に新しい時のビジョンを提供しており、グルーベル フォルセイ独特の世界に染まっています。
技術と美のシンメトリー
18本(2019年-2022年) | ホワイトゴールド | チタン4つのトゥールビヨンを搭載し、その一つひとつが高い歩度精度をもたらすクアドラプル トゥールビヨンは、グルーベル フォルセイが大切にする地球を収めたアシンメトリックなケースの中に姿を見せています。現代的な美を背景に、文字盤上で2つの装置が2つの時間表示(時分表示/GMT)を司っています。
初のスポーツオリエンテーション
155本(2019年-2022年)| レッドゴールド | チタンリデザインされたケースを備えるこのタイムピースは新世代のコレクターの欲求を満たしています。ロベール グルーベルとステファン フォルセイは、エルゴノミクスと装着時の快適性の限界を押し広げながら、スポーツウォッチの分野で研究を重ねてきました。こうして彼らは、上から見ると円形、横から見ると凸状の新しいケースデザインを考案して、手首のカーブにぴったりとフィットさせます。くっきりとした輪郭を描く立体的な彫刻をイメージさせるタイムピースは、さらに一体化したラグを備えて4つの特許も取得しています。
2020
初のバランシィエ S
75本(2020年-2022年) | チタン貫くような大型のブリッジは、タイムピースにより現代的で都会的な美を漂わせています。ハイクオリティな仕上がりが随所に見られる「バランシィエ S」の名称は、脱進機を上から見下ろした立体的な眺めに由来しています。
新時代の新CEO
数十年にわたり時計製造業界をリードしてきたアントニオ・カルチェが、グルーベル フォルセイの取締役員およびCEOに就任することになりました。大株主であるロベール・グルーベルの信頼に支えられ、アントニオ・カルチェは、マニュファクチュールのアトリエが持つ既存の強みと卓越性を生かし、長寿の時計ブランドとして確立するために、グルーベル・フォルセイを根本的に変革することを約束します。
2021
アバンギャルドな決定
かつて高級時計が100%植物由来のレザーストラップにコミットしたことはありませんでしたが、グルーベル フォルセイはすべての新作クリエーションからアリゲーターを排除してこれを成し遂げます。この毅然とした決定がアトリエをその時代の競争の最前線へと導きます。
2022
完全な独立性
グルーベル フォルセイはリシュモンの株式を取得し、再び完全な独立企業となりました。ロベール・グルーベルは取締役会長兼大株主、アントニオ・カルチェはCEO兼執行役員、ステファン フォルセイは技術専門家を務めます。この三名が、グルーベル フォルセイの全資本を握っています。 この独立性により、グルーベル フォルセイの卓越した専門性がさらに強化され、熟練された設計と製造プロセス、独自の創造的自由が実現します。
コレクション
すべてのタイムピースは、高級時計の愛好家にユニークなエクスペリエンスを提供するために、細部とクオリティにこだわってデザインされています。グルーベル フォルセイの現代的なデザインと革新的な機能が融合したシンボリックなタイムピースや新作コレクションをご堪能ください。
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